時間の感覚

大学時代は、腕時計を5分くらい早く設定して使っていた。
今はというと、時間ぴったりに設定している。

大学の頃には、時間はだいたいで良かった。
だいたい。で、少し早めに行けばことが足りた。

今は、だいたいの時間ではなくて、正確な時間が知りたくなる。
自分が早いのか遅いのか、確認する必要がある。

予定がたくさんある時には
予定があって、時間ぴったりに着く、
そんな自分を自分で認めて心地よく思っている頃もあった。

ただ、今も昔も変わらない感覚として、
待ち合わせの時間、約束の時間より前に、
2人もしくは集まるべき人が集まっているというのは嬉しい。

家庭の事情、電車の遅延、あるいは体調、
様々な要因がお互いにあるのはわかる。

それでも約束の時間より前に集まっているというのには、
理由があると信じている。

ごく最近、待ち合わせの時間より前に、
集まったということが3回あった。

それぞれ別の方で、別の用件での約束である。

細かいことかもしれないし、
小さなことかもしれないけれど、
とても嬉しい。

相手を尊敬しているからこそ、
尊重しているからこそ、
必然的に起こっていることだろう。

人としての礼儀である。
健全な関係を創り、保つために、
大切なことだと思う。